出産までの道のり①〜産婦人科での妊娠確定〜
妊娠検査薬を使った結果、もしかしたら妊娠しているかも、ということで夫と二人で仕事を休んで産婦人科に行ってきました。
結婚してからその時まで妊娠の気配すら感じたことがないまま長い月日が経っていたので
二人とも妊娠していなかった場合のことを考えてしまい
あまり大げさに喜べず、複雑な気持ちで病院まで行きました。
不妊治療で来た時は居心地が悪かった待合も、その時はあまり気になりませんでした。
状況が変わったことと、多分それどころではなかったからだと思います。
相変わらず順番を呼ばれるまでの時間はとても長く、その分余計に緊張していきます。
ついに内診に呼ばれた時、「妊娠検査薬が陽性だったんです」と言うと
助産師さんが「できてるといいね!」と笑顔で言ってくれて、
はい、と思いのほか大きな声で返事をしてしまいました。
できてなくてもショックを受けない、と自分に言い聞かせながらの診察でしたが、
超音波のモニター?で見ると黒い湾曲した半円のようなものの中に
小さな白いものが映し出されました。
先生はそれを見て「いますね」と一言。
そして心音を聴かせてくれて、心拍も確認できますね、と。
初めて息子の心音を聴いた時、涙がこぼれました。
私も妊娠できるんだ、という喜びと自分の中に命がいるんだという感動と。
待合で待っている夫に妊娠していたこと、心拍も確認できたことをすぐに伝えました。
二人で喜び合い、そしてこれからの生活を頑張っていかないとね、
という話をした気がします。
まだ週数が少ないのでもう一度検査してから母子手帳の発行手続き用の書類を渡します、
と言われてその日の診察は終わりました。
本当に嬉しくて嬉しくて、何回もお腹を触りました。
この小さな命を全力で守らないと、と心から思いました。
②に続く