はちこのどたばた子育てらいふ

可愛い息子とずぼら母の育児奮闘日記

出産までの道のり②〜出生前診断を受ける〜

出生前診断のことについて書いています。

もしかしたら不快な思いをされる方もいるかもしれないです。

公開するのも悩みました。

ある日突然消すかもです。

 

 

妊娠する前に夫と話していたことがあります。

それは、子どものダウン症の検査をしよう、ということです。

 

これについては賛否あるのは分かっていて

命の選別になるのではないか、堕ろすことは殺人だという意見も目にしましたし

私もその意見には賛成をしています。

 

検査を受ける前も、受けたあと結果が出るまでも、

ネットで何回も何回も出生前診断の記事や、

ダウン症のお子さんを育てている方のブログを調べて見ていました。

 

もし陽性という結果が出たとして、本当に産むことを諦めることができるのか?

何年も待ってやっと来てくれた我が子を産まないという決断ができるのか?

そのことも何回も自問しました。

 

ただ、正直に言うと、私たちには障害がある子が産まれた時に育てられる自信がありませんでした。

 

産まれてきた子がどんな子でも愛するのが親の役目であると思いながらも

一方で、できれば何の障害もない子どもであればいいなという気持ちもあり

産まれる前に障害の有無が分かるならその方がいいのではないか

という思いから出生前診断を受けることにしました。

 

出生前診断にはクアトロテスト、新型出生前診断(NIPT)、羊水検査、絨毛検査があるようです。

(参考→https://www.huhs.ac.jp/studygroup/kazoku/prenatal%20testing%20leaflet.pdf)

 

それぞれの種類の説明はここではしませんが、

私はクアトロテストを受けることにしました。

 

クアトロテストは血液検査をして、

ダウン症を含むいくつかの先天性の障害の確率がどれぐらいなのかを調べるもののようです。

 

それぞれの障害の確率が出るだけなので

確実にそうですよ、あるいはそうではありませんよ、

という結果が出るものではないのですが

 

ひとまずは確率を見てみて、

陽性であれば確定検査(羊水検査を推奨されました)を受けたらどうですか?

という医師の薦めがあったのでクアトロテストを受けることにしました。

 

クアトロテストを受けたのは15週目のことでした。

15週目には、お腹の赤ちゃんの見た目はもうずいぶん人間の子どもに近づいてきていて

私のお腹も少しずつ膨らんでいました。

 

もし陽性だったとしても、本当は産みたい、という気持ちが強くなり、

だけど育てられるのか不安、という気持ちもあり、

とにかくどうか陽性ではありませんように、と祈るような気持ちで検査を受けました。

 

結果が出たのは4週間後の妊婦健診のときで

それぞれ陰性でした。

確率も10000分の1とかばっかりで、羊水検査を受けるのはやめました。

 

本当にほっとしました。

よかった、神様ありがとう、と心から思いました。

 

あの時陽性だったとして、どういう選択をしていたか、未だに何とも言えません。

もし子どもに、障害があったら産んでなかったのかと聞かれた時、

何と答えたらいいかも分かっていません。

 

とても難しい問題だと思います。

産まれる前に分かることばかりではなく、

また、産まれた後にも何もないとは言えません。

 

あの時受けてよかったけど、そもそも受けようと思ったこと自体が

母親としてよくなかったのではないか

自分の子どもは無条件に愛するべきなのではないかと

思うこともあります。

 

とても難しい問題です。

未だに自分の中で整理をつけることはできていません。

 

③に続く